ショベルヘッドの在庫車両を見ると、「1979年式エンジン」と「初度登録2026年」のように、異なる年が並んでいることがあります。これは誤記ではなく、エンジンが製造された年代と、日本で車両として登録された時期が別であるためです。特に海外で製作されたカスタム車両では、数字だけを見て判断せず、それぞれが何を示すのかを読み分けることが大切です。今回は、CPR MOTORで公開中の1979 SHOVELHEADを例に整理します。
エンジン年式は搭載エンジンの年代を示す
公開車両に搭載されているのは、1979年式のShovelhead 1340ccエンジンです。商品名にある「1979 SHOVELHEAD」は、このエンジンの年代と種類を伝える重要な情報です。ショベルヘッドは外観だけでなく、排気量や組み合わされるミッション、キャブレターなども車両ごとに異なります。
この車両では、1340ccエンジンにラチェットトップミッションとS&SスーパーEキャブを組み合わせています。年式だけを見るのではなく、排気量や周辺部品まで確認することで、車両の構成をより具体的に理解できます。
初度登録は日本で登録された時期を確認する項目
同じ車両の初度登録は2026年です。ロサンゼルスのJay’s Motorcycleで製作され、日本到着後に国内走行に向けた調整を行い、2026年4月に新規登録されています。つまり、1979年という数字と2026年という数字は、同じ意味の「車両年式」ではありません。
車検は2029年5月まで、掲載走行距離は152kmと案内されています。旧いエンジンを使ったカスタム車両を検討するときは、エンジンの年代、国内での登録時期、車検期限、登録後の走行状況を分けて確認すると、情報を誤解しにくくなります。
完成車の構成は車両詳細から読み取る
この1979 SHOVELHEADは、エンジンだけで車両全体を説明できるものではありません。新品のV-TWIN製レプリカストレートフレームに、フロント19インチ、リア18インチ、33.4mm・6インチオーバーフォークを組み合わせたリジッドフリスコチョッパーです。
一方で、ハンバーガードラム、前後ケルシーヘイズ製リム、リアのスターハブ、1954年Fordフォグライトを加工したヘッドライトなど、年代を感じさせるパーツも使われています。エンジン年式だけで純正車両と判断せず、フレームや足まわり、外装、登録上の備考まで車両詳細で確認することが大切です。
まとめ
旧車やカスタムハーレーの「年式」を理解するには、エンジン年式と初度登録を分けて見る必要があります。1979年式1340ccショベルヘッドを搭載し、2026年に国内で新規登録された本車両のように、複数の年代が一台に重なるケースがあります。数字の新旧だけで判断せず、車両がどこで製作・調整され、どの部品で構成されているのかまで確認しましょう。