CPR MOTORの在庫ページには、現在、2007 FLHX STREET GLIDE、1970年式 SHOVELHEAD、1979年式 SHOVELHEADの3台が掲載されています。同じハーレーダビッドソンでも、ツーリングモデルとリジッドフレームのフリスコチョッパーでは、得意な使い方も操作感も大きく異なります。単に年式や排気量を比べるのではなく、「どのような場面で乗りたいか」「どのような操作を楽しみたいか」という視点から、3台の特徴を整理します。
快適性と積載力を重視する2007 FLHX
2007 FLHX STREET GLIDEは、1584ccエンジンを搭載したツーリングモデルです。車両ページでは、ツーリングモデルらしい快適性と積載力を残しながら、走りと操作性を意識して仕上げた車両として紹介されています。2人乗り登録でETCを備え、サドルバッグも装着されているため、高速道路を使う移動や荷物を伴うツーリングを想定しやすい構成です。
一方で、単なる長距離向けのノーマル車ではありません。Bulls eyeによるインジェクションチューニング、T-Man 555TQカム、Brass Balls Cycles製F1エアクリーナー、FAB28 Industries製マフラーを組み合わせ、93馬力を発揮します。フロントホイールは18インチへ変更され、リアにはProgressive製412シリーズの13.5インチサスペンションを装着。Saddlemen製Step-Upシートや10インチMONKEY BARなど、乗車姿勢も含めて確認したい一台です。
細身で伸びやかな1970年式 SHOVELHEAD
1970年式 SHOVELHEADは、1970年式の1200ccエンジンを中心に、ロサンゼルスのJay’s Motorcycleが製作したフリスコチョッパーです。V-TWIN製レプリカ・ウィッシュボーンフレームに、フロント21インチ、リア19インチ、33.4mmの8インチオーバーフォークを組み合わせています。細身で前方へ伸びるシルエットを重視する方にとって、全体のバランスが大きな見どころです。
ミッションはラチェットトップ、クラッチはロッカークラッチ、プライマリーは1.5インチのオープンベルトという構成です。ケイヒン・バタフライキャブ、ハンバーガードラム、スターハブ、ケルシーヘイズリムなど、各部の組み合わせにも特徴があります。外装の経年感を残しながら、エンジン腰上のガスケット交換やシリンダー内部のホーニング、ミッションのトップカバーアッセンブリ交換など、走行を見据えた作業内容も掲載されています。
力強さとナローさを両立する1979年式 SHOVELHEAD
1979年式 SHOVELHEADは、1340ccエンジンとV-TWIN製レプリカ・ストレートフレームを組み合わせたフリスコチョッパーです。フロント19インチ、リア18インチ、33.4mmの6インチオーバーフォーク、4インチZバーとライザーを採用。1970年車とは異なる足まわりとフレーム構成で、細身ながら力強いシルエットに仕上げられています。
キャブレターはS&SスーパーE、ミッションはラチェットトップ、クラッチはノンロッカークラッチです。1954年Fordフォグライトを加工したヘッドライト、加工されたサンダーヘッダー、ケルシーヘイズ製リム、スターハブなども装着されています。ロサンゼルスのJay’s Motorcycleが製作し、日本到着後は横浜のJ&M CYCLEで国内走行に向けた調整を実施。国内登録と走行調整が完了し、納車前の最終確認後に即納可能と案内されています。
用途と操作方法を現車で照らし合わせる
3台を比較すると、FLHXはフェアリング、積載装備、2人乗り登録を活かした移動やツーリングを想定しやすく、1970年式・1979年式 SHOVELHEADはリジッドフレームと独自の操作系を含め、チョッパーそのものを操作する体験が中心になります。また、1970年式と1979年式でも、排気量、フレーム形状、ホイールサイズ、フォーク長、クラッチ方式が異なります。
写真や仕様表は候補を絞るために有効ですが、足着き、ハンドルまでの距離、クラッチとシフトの扱い、押し引きの感覚は現車でなければ分かりにくい部分です。まず用途を整理し、そのうえで実車に跨がり、操作方法の説明を受けながら比較すると、自分に合う方向性を判断しやすくなります。
まとめ
2007 FLHX、1970年式 SHOVELHEAD、1979年式 SHOVELHEADは、それぞれ異なる魅力を持つ在庫車両です。快適性と積載力、1200ccショベルとウィッシュボーンフレームの細身の造形、1340ccショベルとストレートフレームの力強さなど、選ぶ基準は一つではありません。公開されている仕様を確認したうえで、用途と操作感を現車で確かめることが大切です。