CPR MOTORに入荷している「1979 SHOVELHEAD|1340cc RIGID FRISCO CHOPPER」。すでに完成された全体像の格好よさはもちろんですが、各部の寸法や操作系に目を向けると、この車両がどのような考えで組まれているかが見えてきます。今回は、公開中の車両情報をもとに、足まわり、エンジン、操作系、パーツ構成という四つの視点から一台の特徴をご紹介します。
19インチと18インチがつくるナローなシルエット
フロントには19インチ、リアには18インチのホイールを採用し、33.4mmの6インチオーバーフォークを組み合わせています。大径フロントだけを強調するのではなく、前後のバランスを整えることで、細く長く見えるフリスコスタイルを形づくっています。フレームは新品のV-TWIN製レプリカストレートフレームです。
フロントのハンバーガードラム、前後のケルシーヘイズ製リム、リアのスターハブも、この車両を理解するうえで見逃せない要素です。写真ではシルエットを先に見がちですが、実車では車幅やリジッドフレームならではの低さも確認していただきたいポイントです。
1340ccショベルヘッドを自分で操る感覚
エンジンは1979年式Shovelheadの1340cc。ミッションはラチェットトップ、キャブレターはS&SスーパーEキャブ(ショーティ)を装着しています。さらに1.5インチのオープンベルトとロッカークラッチを組み合わせ、現代車とは異なる操作の手応えを楽しめる構成です。
ハンドルは4インチのZバー、ライザーも4インチ。Jay’s Motorcycleオリジナルのシフトノブとステップを備え、単に古いエンジンを搭載した車両ではなく、乗り手が機械と向き合う時間まで含めて楽しめる一台に仕上がっています。
ビンテージの表情と新品部品を組み合わせる
1954年Fordフォグライトを加工したヘッドライト、銃剣シッシーバー、加工されたサンダーヘッダーなど、車体には印象的なパーツが使われています。一方で、前後タイヤ、リアブレーキ、リアスポーク、ガソリンタンク、エアクリーナー、テールライト、電装部品などには新品を採用。チェーン、配線、プラグコード、キーシリンダー、オイルラインも新品です。
外装の傷や錆、焼けを消して均一に仕上げるのではなく、時間がつくった雰囲気を残しながら、走行に関わる部分を更新している点が特徴です。同じ見た目を新品パーツだけで再現するのが難しいことも、この完成車ならではの魅力といえます。
国内登録・走行調整済みで検討しやすい
車両製作はロサンゼルスのJay’s Motorcycle、日本到着後の調整を行なっております。2026年4月の新規登録後に試乗を重ね、不具合が確認された部品を交換。車検は2029年5月までで、納車前の最終確認後は即納可能です。
まとめ
この1979年ショベルヘッドは、1340ccエンジンの存在感、19インチ/18インチの足まわり、6インチオーバーフォーク、ビンテージパーツと新品部品の組み合わせを、一台の完成車として確認できるフリスコチョッパーです。写真だけでは分かりにくい車幅、着座位置、操作感に関わる各部は、実車で確かめると理解が深まります。